小児包茎は慌てずに、軟膏治療法も効果的
小児に多い「包茎」決っして病的なものではないため、
安易な手術は将来的な生殖活動に影響を与え兼ねません。
しかしながら、包茎を放っておけない場合もあるのでもし、
小児の包茎が気になる場合は小児科や泌尿科の受診が必要となります。
まず、排尿の妨げになる場合です。
排尿時に亀頭と包皮の間に蓄積して先端が膨らむという症状です。
これをバルーニング現象と呼ぶこともあります。
尿もきちんと飛ばないなどの症状があります。
次に包皮により間がきれいに洗えないなど不衛生で細菌繁殖が生じやすい
亀頭包皮炎を繰り返す場合です。
最後に水腎症、腎盂炎などの尿路感染症などを引き起こす小児には
治療が必要となります。
実際、包茎は思春期頃になると男性ホルモンの分泌が盛んになり
亀頭などが急激に発達し、包皮も柔軟になりやすいのです。
ですから思春期頃までの包茎をむやみに悩む必要はないのです。
それまで、保護する役割を持つ意味もあります。
上記で述べたように小児でも包茎治療が必要な場合は、
ステロイドホルモン配合などの軟膏治療があります。
きつめの包皮の間に1日数回ぬっで伸縮性をスムーズにさせるのです。
1ヶ月〜2ヶ月で殆どの小児包茎に効果的という結果が出ています。
お子様の包茎はオムツの取り替えや着替えのお世話をする機会の多い
母親が気づく事がほとんどです。
慌てる事はありません、包茎を気にするのではなく
排尿状態の困難さや感染症などを注意して見てあげるのがポイントです。